覚えにくいドイツ語表現について色々と言及して印象づける記事
本日は「備忘録」としましょう。自分なりの「理屈」をつけて記憶を促したいのです。
auf 4格 zusteuern
「4格を目指して進む」
das Steuer が ハンドル、舵 なので。そこからイマジネーションを働かせてと。
auf は、未来的、行く末的な語感も。
ちなみに die Steuer は税、税金。性により意味が変わる名詞。「アゴ」と「松」など。
ein Experiment durchführen
ein Wahl durchführen
「実験(選挙)を行う」
実験も選挙も、言わば、結果を導き出すためのテストに過ぎない。そういうものに対しては durchführen 実行する、が使われるということだろうか。尚、前者はmachen もあり。
4格 auf freien Fuß setzen
「4格(人)を釈放する、解放する」
フリーな脚(の上)に据える、みたいな意味だろうか。この「Fuß 脚」を使うところが興味深い。
4格 übers Ohr hauen
「4格(人)をだます、ぺてんにかける」
直訳しながら考えるに、片耳の上方を叩く、頭の近くで音を立てる、そんなイメージが見えます。これ、相撲のねこだましっぽくもありますね。
辞書を見ると、耳を使う熟語、慣用的表現が多いこと! 日本語でも、
- 耳を揃える
- 耳が痛い
- 聞き耳を立てる
- 耳目を集める
- 馬の耳に念仏
などなど、少なくはないなと気づきます。
3格 auf der Nase herumtanzen
「(人のよさにつけこんで)いいようにあしらう」
鼻が来ましたね。直訳的には、鼻の周りで踊り廻る、ってことかな。
鼻も耳同様、表現の宝庫と言えそう。