ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

多言語学習編に突入か

新しい領域に移行したように思います、自分の心持ちの話です。

ロシア語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)

ロシア語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)

こちらを読み終えました。

理解をしたとは言えません。
ましてや記憶*1もしていません。
「こういうことが起こっているんだね」という認識が、「だからロシア語は難しいんだね」という気づきがありました。

外国語に触れる際の、この、自分の知らない場所で自分の知らない宇宙や秩序が広がっていて、それを当然のこととして暮らしている人がいること、に直面すること。これが自分にとっての喜びなのだと思い至ります。

一般に語学は「運用してこそ、使えてこそ、喋れてこそ」という実用的側面が大きいのかもしれません。社会的な尺度や経済的価値基準ではそういう能力があるに越したことはないというのはよく分かります。
ただそういった度量衡を離れて、純粋に内的に知ることそのものの面白さを再認識しているのです。

まあ、ドイツ語については、せめてそれだけは会話力もつけていきたいところ。

*1:単語やフレーズについて