ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

感謝行為の主体と対象:ドイツ語学習 5.10.2018

『まいにちドイツ語』を聴く

金曜日、新シリーズ。応用編「ドイツ語発見の旅2」。

これは「2」とあるように、「1」の続編にあたる*1。文脈、ストーリーを扱わず、一文一文解剖していくようなスタイル。これはこれで面白いし、役立ちそう。

 

mini練習から抜き書きする。

  1. Das war ein Dankeschön meiner Frau.
  2. Das war ein Dankeschön an meine Frau.

この違いをおさえよう。

1.は「これは妻の感謝の気持ちだった」となり、感謝しているのは妻*2

一方、2.は「これは妻への感謝の気持ちだった」という意味で、感謝しているのは妻ではなく夫*3となる。前置詞「an」によって感謝を捧げる対象が示される。4格。

 

dw.com の langsam gesprochene Nachrichten を聴く

今日も見出しを見ていくことにしよう*4

  • Hilfsgüter erreichen Tsunami-Gebiet 「支援物資が津波地域に届く」
  • Israel über Antisemitismus in Deutschland besorgt 「イスラエル、ドイツにおける反ユダヤ主義について憂慮」
  • USA reagieren auf Iran-Schlappe beim IGH 「アメリカ、イランへの攻撃についての国際裁判所の判決に反応」
  • Maas stellt bei USA-Besuch humanitäre Hilfe für Idlib in Aussicht 「ドイツ外相マース氏、訪米によりイドリブ(シリア)への人道的支援を期待*5
  • Irische Datenschützer leiten Untersuchung gegen Facebook ein 「アイルランドのデータ保護官、フェイスブックを調査」

*1:多くの場合、2が出ることにより、初めて「1」は1になります。オリジナルはコピーやインスパイアがあるからこそオリジナルになれるのかもしれませんね

*2:2格

*3:ここでは話者、つまり「私」

*4:私のスタイルで、基本毎日、朝に聴くことにしているが、この記事は夜投稿することになる。ドイツと日本の時差は7時間。よって前日のニュースを聴くことになり、日本メディアの報道よりも遅いニュースを扱うことになる

*5:に約束?