ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

今日のドイツ語学習 16.9.2018 : 記憶の方法論

DW の langsam gesprochene Nachrichten を聴く

トップニュースはアメリカのハリケーン、フィリピンの台風の話題。

日本も然りで、異常気象が相次いでいる。異常が続き過ぎるとそれがいつかは通常になってしまう。防災の在り方について想う。

 

ドイツ語に限らない話:憶えるために

ドイツ語検定準1級*1への準備を進めている。無論憶えるべき事項は数多あり、自分の限界を確かめるかのようでもある。

何かを頭に入れる、憶えるということに苦慮しない人はいないのではないか。

最近意識していること、したいことについて書き出してみる。


■五感全てを使う。

1.視覚:その憶えたい対象物(単語やフレーズ、文そのものかもしれない)を見る。観る。視る。負担が少ないゆえか、一度や二度では記憶に残りにくいと思われる。ただ行為としては簡易なので、反復は容易。


日々の学習の中で

  • 分からないから辞書をひく→その時は分かる。マークしておく。→またその単語やフレーズに出くわすも分からない(覚えていない、定着していない)→また辞書をひく→前回確認した形跡があるので2度目の参照だと分かる。更にマークする。またその単(以下繰り返し)

こういうことがよくあるのだが、これを肯定的に捉え反復を厭わぬようにしよう。


2.触覚:紙に書く、つまり、手を動かす。書くことにはリズムも伴う。それも体になじませる感じ。日本語では、書き「取る」という表現もある。特に漢字書き取り。書くことで自分の中に取り込む。


3.聴覚:声に出して、自分の耳にその音を入れる。音読して口を動かす。口やあるいは口を中心とした顔周辺の筋肉の運動をすることになる。

何らかの音声教材を聴くという手法もある。これは自分で発音するよりも受動的な営み。しかし、正確な音を耳に入れることが可能。

 

余談

あくまで緩い仮説に過ぎないのだが、習得しようとしている言語を積極的に発語・発音することによって、その言語話者の顔に少しずつではあるが近づいていくような気がする。日本人ならば日本語を日々使っている。それによって発達する筋肉があるのと同様に、各言語にもそういうものがあるのではないか。


4.味覚

5.嗅覚

言葉そのものを味わったり、においを嗅いだりすることは出来ない(紙やインクや鉛の味・香りだろうか)。しかし、その語をイメージすることはできるだろう。それが、具体的なモノならばより分かり易い。der Apfen リンゴが好例だろう。ただ、「抽象語」の場合は少し工夫が必要になる。

 

イメージした後は、五感全てを総動員できる。

・質感

・色彩

・臭気

・強弱

・大小

・長短

・美醜

・良否

*1:12月2日