ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

最近のドイツ語学習状況を巡って+今日のドイツ語学習 30.8.2018

前置詞 um

ドイツ語にも英語同様、前置詞なるものがある。

とりわけ、um が好きだ。

  • ~を巡って、~を回って

のような意味だと今は理解している。その対象物には触れない。ちょうど地球に対する月のようなものだ。地球の周りをぐるぐる廻っている。地球に触れることはないが、その周囲に確実に存在している。そういう様態を表す前置詞。英語だと around というものがそれに相当するだろうか。使われ方によっては他の意味も呈するが、原則としてこの何かをぐるぐると(ぐるりと)回転しているイメージでとらえてよさそうである。物理的にはこういうことであり、これらが概念となっても構造は同じで、比喩的に同じヴィジョンでとらえることが可能。

さて、前置きはこれくらいにして。

 

ドイツ語を巡って(私の場合)

ということで、ドイツ語そのもの*1ではなく、ドイツ語に際してあれこれ動いて回っている「自分自身」を振り返ることにする。8月も終わるので、一旦「確認」してみる*2

  1. 毎日何らかの形でドイツ語に触れている(学習している)
  2. このこととそこから気づいたことを日々ブログ化している

純化するとこんなところである。

2.のブログ化について

その日に何を学んだのかを書き出す/記録すると定着する、というのを本で読んだことがある。それが一つのきっかけになっている。自分の個人的なノートに書き出して、人に公開しないという手法もある。それでもいいと思っていたが、そうではなく、ブログという形で公開している。他者の目が加わることが、私にとってはプラスに働いていると思える。

「ブログを書いている暇があったら、その分勉強すればいいのではないだろうか」というアイデアもあるだろう。確かにそう思うこともあるが、上のメリットを信じてやっている。そもそもブログにアウトプットする行為こそが、大切なのかもしれない。ブログだからこそできることとも言える。また、こまめに(日々)セーブ(保存)するような位置づけでもある。

 

そもそもなぜドイツ語を学んでいるのかについて 

cheapeer.hatenablog.com

 いくつかの記事で書いてきた通りである。

目下、具体的な目標として、今年の12月の独検準1級対策というのがある。こういうものがあること自体を楽しめていると実感する。

  • 仕事とは「原則」無関係で
  • 誰かに強いられて受験するわけでもなくて
  • ただ自分の知的熱意のまま

というスタンスなのが大きいかもしれない。

  • 就職のためにとか
  • 大学の単位のためにとか

そういう要素が今の自分にはないのである。

手応え

仕事においてウェブを使って「調査」するケースがある。その際にドイツ語のサイトも見るようにしている。

以前は徒に時間を浪費してしまっていたのだが、最近はこの方法が「効果」をもたらしていると感じられる。ドイツ語を学び始めて*3、1405日が経過した。

 

以下は、いつもの学習記録

『まいにちドイツ語』を聴く

テーマは温泉。普段は地名なのだが今週*4は「温泉」。

火山の国・日本。地震の国・日本。それゆえの温泉の国。皮肉なことに。

DWの langsam gesprochene Nachrichten を聴く

Nachrichten | DW

ある国の権力者の発言や行為はニュースになりやすい。彼がやりそうな動詞を先回りしておさえておきたい。

  • 締結する abschließen など
  • 批判する kritisieren など
  • 任命する ernennen / berufen など
  • 報じる berichten など
  • 攻撃する angreifen など
  • 制裁を加える(ある国に制裁措置をとる) Sanktionen gegen ein Land verhängen

*5などなどの「ニュース語」が頻出語になるだろう。

*1:こんな語彙に出会った、こんな文法事項があったなどなど

*2:自分語りをさせてください

*3:独和辞典を買った日をスタートの日としている

*4:今日と明日

*5:辞書から引用しました