ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

今日のドイツ語学習 26.8.2018

Deutsche Welle の langsam gesprochene Nachrichten を聴く

ドイツ語の特徴の一つとして、

  • 単語を繋げて長い一単語を生成する

というものが挙げられる*1

例えば

  • Wasserstoff 水素(=水+素*2
  • Gebrauchsanweisung 取扱説明書(=使用+指示・説明書)
  • Fernsehnachrichtensendungen テレビニュース放送(=遠い+見る*3+ニュース+放送)
  • Geschwindigkeitsüberschreitung スピード違反(=速さの程度+超過)

というのがある。カッコ内は私なりの分割であり、解釈が間違っているかもしれない。やり方によってはもっと細かく区分することもできそう。

既存の単語を繋げて新語を生成する。結果的に凄く長くなる「難点」はあるが、またゼロから新しい語を作る(学習者にとっては覚える)必要は無くなる。既存の語そのものを一つひとつ理解しておけば、応用が利く。

何かまた真っさらなところから新語を作る発想もあるが、それはドイツ語では「あまり」やらない。このあたりの精神性。

 

日本語でも「東京特許許可局」とか「北朝鮮民主主義人民共和国」といったものがある。外国人にとってはひとつながりの単語に見えるのかもしれない*4

 

ラジオやら音声テキスト聴いていて、これらの「長い単語」を理解できるか否か、も意識していきたい。

 

最近覚えようとしたドイツ語単語・熟語

これを書き出す。備忘として。繋がり、派生を意識したつもり。

  • zögern 躊躇う、ぐずぐずする
  • verzögern 遅らせる

 

  • fordern 要求する、必要としている
  • fördern 助成する、促進する

 

  • der Schatz 宝、収集品、蓄積
  • schätzen 見積もる、評価する

 

それぞれについて自分なりのコメントを用意したのだが、完全に蛇足だと感じたので割愛、今回は。

*1:少なくとも英語には無い事象ですよね

*2:これはそんなに長くないが

*3:「遠くを見る」で「テレビ」という発想そのものが面白い。文明の利器の数だけこの手の「造語」が生まれるのかもしれない

*4:そもそも日本語には原則スペースは存在しない。句読点があるだけ。