ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

『独検準1級合格講座』

この本を購入しました。

独検準1級合格講座』(三修社

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まず、第1章に入る前の冒頭部分、学習の仕方のような箇所が非常に参考になるので、以下自分なりにまとめます。

 

読む力をつけるためには

  • 語彙力構文把握力が鍵。
  • いかに沢山のドイツ語テクストを読んだか、が大きくものをいう。
  • たとえ1日に1ページでも2ページでも構わない。習慣にすること。(おそらく、1ページ、2ページで終わるということはないのではないか? ゼロと1の差は大きい。ほんの少しで止まることのほうが難しいとさえ思えます。だからこそ、1日1ページでもという心持ちでいよう)
  • 準1級を念頭に置くならジャンルは時事問題・社会問題・環境問題など。
  • 時間を区切ってまずは辞書を使わずに読む。分からない単語の意味を想像する力を養う。その後辞書で答え合わせ。
  • 覚えるしかない表現があるのは確か。そういうものは一つ一つ覚えていく。
  • 独独辞典も使う。ドイツ語のまま考える。

 

聴く力をつけるためには

  • やはり慣れが必要。毎日聞く習慣を身につけておく。まいにちドイツ語などは聴いているので継続しよう!
  • dw-world.de/german のlangsam gesprochen Nachrichten 「ゆっくり話されたニュース」これが紹介されていた。実際聴いてみたが、他の一般のニュースよりもゆっくりで確かに聴きやすい。まずはここからか。
  • 聴き流すのではなく、積極的に聴き取る。独検では先にドイツ語の選択肢を読む時間が与えられている。それを踏まえて何を聴き取ればいいか予め考えておく。普段のニュースを聞くのであれば、「登場人物は誰か?」「場所はどこか?」「数字は何を意味するか」「結局何が言いたいのか?」そういった骨子を意識してみたい。

 

話す力をつけるためには

  • 理想はネイティヴスピーカーと接することだが、そうも行かない場合は、自分ひとりでも、いろいろなことをドイツ語で表現してみる。(「対話形式の多い教材を使う」←まいにちドイツ語? 「ドイツ語を学習している仲間と、ドイツ語で話す ←そういう仲間がいればいいのですが …)

 

書く力をつけるためには

  • 日記をつける
  • 日本語で書いたものをドイツ語に置き換えるのではなく、はじめからドイツ語で書くように心がける。
  • 教材としては『手紙・メールのドイツ語』など。

 

補足

  • 日本の新聞や雑誌にもよく目を通しておく(当然と言えば当然かもしれない。言語以前の前提知識、基礎知識は母国語でも仕入れられる。恥ずかしながら新聞はとっていないので職場やら図書館で補いたい)

どれも特別なことではなく、当たり前のことかもしれません。折に触れて自分に言い聞かせるかのように書いたことと重なるものもありました。

このような受験対策用の参考書に書かれているのだから、信憑性はあるし、実践して損は無さそうです。

また、「本書は単なる対策本にとどまらず、中・上級ドイツ語への橋渡しの役割をも果たそうとしている」とありました。まさに自分にとっての良書です。

 

全部で5章プラスアルファ
  1. 文法・語彙編(約25ページ)
  2. 読解編(約35ページ)
  3. 聞き取り編(約20ページ)
  4. 口述試験編(約10ページ)
  5. 模擬試験編(2回分収録)
  • プラス、熟語集つき

 

ということで、出来るだけ楽しんで進めていこうと思います!

 

今日の抜き書き*1

Ich muss mir seine Telefonnummer merken.

  • 「私は彼の電話番号を覚えておかねばならない」
  • mir つまり「3格」がポイントの再帰動詞

*1:今日の「学び」の中で、特に覚えにくいものについて、書き出します