ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

『まいにちドイツ語』を聴いて/ Wer könnte das nicht mögen!

毎朝15分の自分時間*1

今日のキーフレーズはタイトルにもある通りこちら。

Wer könnte das nicht mögen!

 「(それを)好きでない人なんていないでしょう!」

直訳は「誰がそれを好きでないとなどということがありえるのか」ということになります。

いわゆる反語ですね。ドイツ語にもありました。否定の否定によって強い肯定を生み出す!

könnte は können*2 の接続法2式です。元々は「できる」という意味ですが、それに対して非現実のニュアンスを含む。よって「ありえない」のような意味を纏うことになる。

 

反語表現と光の描写

ある物事を目立たせようとするためには、それ以外の部分を目立たなくする必要があります。光そのものを描くことはできず、影を描くことによって光を作り出すということでしょうか。

そういうことが言語表現でも可能なのです。アジアでもヨーロッパでも。*3

 



 

*1:通勤時間であると同時に

*2:英語の助動詞 can

*3:毎回、ドイツ語を学ぶ中で思いつく、ドイツ語とは直接関わりのない何かを見いだして楽しんでいる自分を確認します