『まいにちドイツ語』を聴いて/忘れるとは何か
今日も気になる箇所を抜き書きしておきます。
Vergessen Sie nicht, Reiskräcker für die Rehe zu kaufen!
(忘れずに鹿にやるおせんべいを買ってね!)
鹿*1は das Reh (中性名詞)、ですが、ここでは複数形 die Rehe です。*2
直訳するなら、「鹿たちのためのおせんべいを買うことを忘れないでください」みたいなことでしょうか。
忘れるとは何か?
忘れるという言葉は、具体的で物理的な動作や挙動ではなく、極めて内的で精神的な営為を意味しますね。文法上は走る、叩く、食べる、寝るといった動詞と同一カテゴリに含まれます。
動きが見えないけれども、確実に存在する現象。こういった精神的な動詞*3というのは他にも色々とありそうですね。
- 考える denken
- 感謝する danken
- 思う、見つける finden
- 思う、信じる glauben
- などなど
ちょっと別の観点ですが、
- bleiben とどまる*4
これも、「動作の無いことを意味する動詞」であり、ちょっと面白いですね。