あるドイツ語講座を受講して得た2つのポイント
先日、半日限りのドイツ語作文*1講座を受講してきました。今まで独学のみだったので教わること自体が初の試み。少し緊張しながら会場へ向かいました。今回の受講の目的は
- とにかく自分に刺激を与えたかった
- ドイツ語学習について講師から直接助言を貰いたかった
主にこのようなところ。
講座の概要・スタイルとしては
- 文法的な解説プリントと演習問題が配布される
- 実際に問題を解きながら*2、解説頂く
- 小さな問いが講師から投げかけられ、それに答える(正答ならば、拍手をもらえる。間違っていれば懇切丁寧な解説を頂ける)
- 最後、ほぼフリーでディスカッション
これを経ての学びや気づきとしては以下の2つ
- 理解が曖昧な箇所が浮き彫りになった:言ったり、書いたりというアウトプット系の動作を経て、やっと気づけることがある。文法面なら特に接続法に難がある。語彙もまだ貧弱、とりわけ自分自ら言い表す場合の語彙が弱すぎる。読んだり聴いたりした場合に理解できる語彙とは違う。あとそもそもアウトプット系の訓練が足りなさすぎることを自覚できた。大きな収穫
- 講師からの助言:「*3会話スキルではなく読解スキルを伸ばし翻訳家を目指すことをお勧めする」/「*4パロールとエクリチュール、分かるかな? ま、これはフランス語だけれど。前者は話し言葉、後者は書き言葉。人には向き不向きがある。君はエクリチュールが優位だと思う」
自分を知る、自分の今の位置を正確に知るって割と困難なことかもしれないが、大切なことだと思います。先生のご指摘の通りかもしれない。読書好きの会話下手。概ね当たっています。かつて営業職に就いたことがありますが、3年を待たずに転職したことがあったっけなあ。収集心や好奇心は高いほう、新たな知へ手を伸ばしがち。そんな人間がドイツ語を学ぶとなると、翻訳業というのは、一つの選択肢になる、と。確かに。*5
ただ、今の仕事*6をも愛しています。仕事と趣味がシナジーを起こすか否か、社会のうねり次第だとも言えるし、また、自分次第だとも言えそう。