『ドイツ語リアルフレーズ』を再び「訪れる」
この本を再読しています。
『気持ちが伝わる! ドイツ語リアルフレーズBOOK』
気持ちが伝わる! ドイツ語リアルフレーズBOOK (CD付) (リアルフレーズBOOKシリーズ)
- 作者: 滝田佳奈子
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2012/07/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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487のフレーズが例文*1つきで収載されています。
確か2016年に購入し、当時も面白がって読んではいた*2のですが、自分にとってはレベルが高過ぎたのかもしれない。ミスマッチ。
時を経て、今見返してみると、スッと入ってくるものがあの頃よりも増えている実感があります。
なぜか
- 文法的理解が進んでいる
- 関連の語彙、表現の蓄積
このあたりによるものだと思っています。ある何か新しいものを受け入れるためには、そのためのステップや予備知識があると便利です。そういうもの無しに、あるいは、そういうものがごくわずかな状況で私はこの本に取り組んでいたのかもしれません。強引に頭に叩き入れようとしていた、そんなに得意ではない丸暗記をしようとしていたのかもしれない。
過去取り組んだ参考書や教材に再び取り組んでみると自分の力の変化を感じ取れる
こういうことがあります。この成長の自覚・手ごたえ・分からなかったことが分かること、こそ学びの醍醐味ではないでしょうか。特に語学のような性格の分野は尚更のこと。
例え話をします。
何らかのゲーム*3で一度訪れたことある場所に「強くなってから」再訪すると、当時は得られなかった情報やアイテムが入手出来たり、別の新たなルートを発見できたりすることがあります。それに似ているなと思い至りました。
再読という再訪をこれからも続けていく所存です。
いくつか気になったものを抜粋します。
自分のメモのために。
- A:Ich bin auf dem Zebrastreifen ausgerutscht. 横断歩道で滑って転んじゃった。
- B:Du hast wohl einen Vogel, im Schnee mit Stöckelschuhen herumzulaufen. 雪の日にハイヒールで歩き回るなんて、頭がおかしいよ。
鳥を持つ*4、で「頭がおかしい」。
独和大辞典によると
頭のおかしな人は、頭の中に鳥が巣くっているという発想から
とあります。ほー。
- A:Wie war der Urlaub? 休暇はどうだった?
- B:Es ist das alte Lied. Kaum hat er angefangen, war er im Nu vorbei. 毎回同じことの繰り返し。始まったと思ったらあっという間に終わっちゃった。
Es ist das alte Lied. 直訳は、「それは古い歌だ」。古い歌は古来から受け継がれている。繰り返し歌われそして聴かれてきたもの。その何度も同じことを繰り返すという概念が切り取られて慣用表現化したと。そういうイメージで捉えることにします。