ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

『耳が喜ぶドイツ語』の可能性

『耳が喜ぶドイツ語』

の付属CDを時々聴いています。

CD2枚付 耳が喜ぶドイツ語 リスニング体得トレーニング

CD2枚付 耳が喜ぶドイツ語 リスニング体得トレーニング

 

コンパクトなコラムが何と106も収載されています。自己紹介から日独の食、文化、社会およびその比較論まで多岐に渡ります。88番目には「哲学と天気」なるタイトルもあります。

  • ただ単に聞き流すもよし
  • 1つを「一曲リピート」で憶えるまで聴き込むもよし
  • 付属CDはさておき、リーディングする*1もよし

色々な料理の仕方がありそうです。

私は、iPhoneitunesで音楽を聴くのと半ば同じ次元で聴くようにしています。このように日常にドイツ語を滑り込ませておくのがポイントかも。

 

改めて感じるのは、ドイツ語で歌われている音楽にせよ、読み上げられた文章にせよ「英語に較べて」聴き分けやすい、ということです。とは言え、私なんぞまだまだひよっこ。ただ義務教育からずっと取り組んできた英語よりも、こと、リスニングにおいては成長を感じられるのです。このことは

  • 私自身が自ら進んでドイツ語に取り組んでいるから、そこまで乗り気でない英語よりも習得が容易である、という面と
  • ドイツ語は英語のようなリエゾン*2がほとんど無いこと、基本的に語頭にアクセントがあることなど、本質的に日本人にとって聴きやすい性格のものである

という2つの面がありそうです。

 

*1:読み流しでも精読、自分なりの和訳でも

*2:前の単語と後ろの単語が音的にくっつく