ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

ドイツ語学習がもたらすドイツ語能力以外の何か

このような本を手にすることになりました。

『はじめてのラテン語

 

はじめてのラテン語 (講談社現代新書)

はじめてのラテン語 (講談社現代新書)

 

端的に言って、非常に面白いです。この本の購入経緯を見てみます。

  • 先日スポットで受講してみたドイツ語講座の日本人講師に「ラテン語を(少しでもいいから)学んでみるといいよ」と言われていたこと
  • ラテン語がヨーロッパの言語の古語のようなものだという浅い知識はあり、元々、語源好きな私にとっては興味があったこと

そんなところです。

哲学に多少興味があり、その流れで今ドイツ語を独学しています、と先生に伝えたこともラテン語を薦める要素の一つだったかと思います。哲学ならラテン語でしょ?、みたいな。

何かを知ると他の知らない何かに手が伸びる

こういうことはよくあることで、見えない何かの存在を感じずにはいられなくなります。自分の小ささを知る。それは劣等感ではなく、むしろ周囲への感謝に繋がります。

仕事上、色々な専門家の方々とお会いする機会があるのですが、一流の人の中には極めて謙虚な人が多いんですよね。高い地位にいても決して奢らない。