ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

覚えにくい表現、単語をどのように覚えこませるか問題

この問題が自分の心の奥底にずっと伏流しています。

ドイツ語に限らないことですが、何らかの言語習得において、記憶に定着しにくい表現や単語、あるいは文法事項がつきものですね。その時に私たちはどうすればよいのか? いくつかの選択肢を列記します。*1

  1. とにかく反復する:何度も見る、聴く、書く、話す。忘れたらまたそれを繰り返す。根気が要る。それを維持するだけのモチベーションや興味が必要なのかも。
  2. 書き殴る:幼き頃の漢字書き取りを思い出そう。そうやって私たちは漢字を憶えてきました。
  3. 声に出す:学ぶ場所が、パブリックな場所だったり物音を立ててはいけないスペースだったりすることは往々にしてあります。そうなると、これが出来ない。それはそれで1つの手法だが、特に語学ならば音を使っていきたい。口を動かすことになるし、それと同時にその自分の声を自分の耳で聴くことにもなります。
  4. 誰かに教えてもらう:自分では無い別の誰かが言ったこと。伝えてくれた内容。声のトーンで、大きさの大小で、時に情熱で。それならば記憶に残るということはありそう。
  5. 自分で自分に教える:これはおそらく勉強が得意な人はやっているような気がするんですよね。自学というのはつまりこれのことを指すのかも。
  6. その言語を母語にしている人と知り合う:その気になればインターネットの力を使って実現できるかも。その具体的な人と意思疎通したい、せねばならないという意識付けをもたらす。

 

実はこの問題には続きがあって、インプットしてもアウトプットできない問題や現実世界で使えない問題などが横たわっています。

これについてはまた別途考えます。

 

 

 

*1:実現性、可能性は度外視します