今日のドイツ語ニュース 2018年12月28日
2018 war "grausames Jahr" für Millionen Kinder
「2018年は多くの子供にとって“惨たらしい年”だった」*1。
シリア、イエメン、コンゴ、ナイジェリア、南スーダン、ミャンマーといった戦地や危機的な地域の子供たちについて述べられています。
強姦、強制労働、未成年の強制的な結婚、人質としての誘拐 ……
怒りを覚えます。
"Shutdown" zieht sich in die Länge
「“シャットダウン”長く続く」
メキシコとの国境の壁建設費用として500万ドルをメキシコに要求するトランプ氏。野党民主党と幾人かの共和党員はそのこと拒否している、とのこと。
Kongo verweist EU-Botschafter des Landes
Bundesregierung prangert Hinrichtungen an
「連邦政府、死刑を非難」
死刑とは日本のこと。
2012年12月に安部政権になってから36人が死刑。うち15人は今年に入ってからとのことでドイツの大使が批判しています。
Bundesregierung will Geld für Moscheen kontrollieren
「連邦政府、モスクへの寄付を制御する方針」
Neue Partei in Israel
「イスラエルにて新党」
"Widerstandskraft für Israel" イスラエルのための抵抗力、ってことでしょうか。
Erdbeben erschüttert Osten Indonesiens
28.12.2018 – Langsam gesprochene Nachrichten | Nachrichten | DW | 28.12.2018
↑今日もありがとうございました。
*1:むごたらしい:「惨い」「酷い」があります。日本語もまた難しい
今日のドイツ語ニュース 2018年12月27日
Trump zu Truppenbesuch im Irak
「トランプ、イラクの部隊訪問」
トランプの突然のイラク訪問。これは2019年も荒れそうですね。
Bericht: Bundeswehr prüft Rekrutierung von EU-Bürgern
US-Aktienindex steigt rasant an
「米国のインデックス株、急騰」
Kaum unabhängige Medien im Iran
「イランにて、ほぼ独立していないメディア」
国家がメディアを操っていると。
In einer Tonne über den Atlantik
「樽で大西洋を超える」
急にどこかシュールなニュースが来ましたね。71歳のフランス人(年金生活者)が合板の樽に乗り、風の流れだけで3ヶ月かけて渡りきったというのだから驚きです。
27.12.2018 – Langsam gesprochene Nachrichten | Nachrichten | DW | 27.12.2018
↑今日もありがとうございました。
今日のドイツ語ニュース 2018年12月26日
Trump im "Shutdown" nicht kompromissbereit
「トランプ、シャットダウンにおいて、妥協の余地無し」
Achtjähriges Migrantenkind in US-Gewahrsam gestorben
「8歳の移民者、米国の監獄の中で亡くなる」
Migranten im Ärmelkanal aus Seenot gerettet
「ドーバー海峡にて移民者を海難救助」
Rohani kündigt wegen US-Sanktionen Hilfen für Bevölkerung an
「ロア二*1、米国の制裁のため、住民を助けることを予告」
Syrische Staatsmedien melden Abwehr von Raketenangriff
「シリアの国営メディア、ロケット攻撃への防衛を封じる」
Prozess gegen chinesischen Menschenrechtsanwalt eröffnet
「中国の人権弁護士を相手取った訴訟、開かれる」
Japan tritt aus Internationaler Walfangkommission aus
「日本、国際捕鯨委員会から離脱」
https://m.dw.com/de/26122018-langsam-gesprochene-nachrichten/a-46866016
↑今日もありがとうございました。
今日のドイツ語ニュース 2018年12月25日
Papst beklagt Maßlosigkeit
「教皇、過度であることを嘆かわしく思う」
人間は欲望を持ち満たされることのない存在だ、との旨。シンプルな人生を選ぶために、溢れ出る瑣末的なことは諦めよ、とのこと。
US-Präsident bezeichnet die amerikanische Notenbank als Problem
ツイッターでの発言。株価の暴落をFRBの利上げのせいにしています。自分に非は無いと言わんばかり。毎度のことながら、賢い人間の弁ではないように思えますがどうでしょうか。彼なりの「演技」なのでしょうか。
Sudans Präsident verspricht Reformen nach Protesten
「スーダンの大統領、抗議を受け、改革を約束」
Nordkorea soll 501 Millionen Dollar zahlen
Angst vor weiterem Seebeben in Indonesien
死者は373人、怪我人は1016人と報じられています。
Kevin Spacey droht Anklage
「ケビン・スペーシーに起訴迫る」
25.12.2018 – Langsam gesprochene Nachrichten | Nachrichten | DW | 25.12.2018
↑今日もお世話になりました。ありがとうございます。
最後に
冒頭のニュースが印象深いです。東洋の中庸の思想にも通ずるところがありますね。洋の東西を問わず、行き過ぎることは悪ということでしょうか。
今日のドイツ語ニュース 2018年12月24日
Bundespräsident ruft zur Stärkung der Demokratie durch Gespräche auf
「連邦大統領、議論を通して民主主義の強化を呼びかける」
May ruft Briten zur Einheit auf
「メイ、イギリスに統一を呼びかける」
Befehl zum US-Truppen-Abzug aus Syrien ist unterzeichnet
「シリアからの米軍撤退の司令、署名される」
Libanesen haben genug von Korruption
政府に対して首都ベイルートでデモが起きているようです。
Gewalt gegen Demonstranten im Sudan
食糧価格の高騰や燃料不足に対する市民の抗議、とのこと。
OSZE sieht Frieden in der Ukraine in weiter Ferne
「欧州安全保障協力機構*3、ウクライナの和平の将来を見据える」
“宇露関係”という言葉があるようですね。歴史的に色々と問題があると分かります。
24.12.2018 – Langsam gesprochene Nachrichten | Nachrichten | DW | 24.12.2018
↑今日もお世話になりました。
最後に
他国の惨状が否応なしに届けられています。これを受けて私たちはどうすれば良いのでしょうか?
数十年前、この国も「殺し合い*4」をしていました。この今、たかだか数十年間、たまたま戦争の無い国だったわけですが、これからどうなるのか?
今いる私たちや私たちの下の世代が、どう思いどう行動するかにかかっているのでしょう*5。
ドイツ語とどのように接していくか
ドイツ語検定の結果*1も出ましたので、改めて自分とドイツ語の距離感・スタンスをまとめておきたいと思います。
- 学習は継続
- 別言語の話
- そもそものところで
学習は継続
これは無論です。終わりはありません。
- Man lernt nie aus. 「学びに終わりは無し」
試験会場では私よりも遥かに年上の方々が大勢いました。ドイツ語との接し方や深度は分かりかねますが、そういった方々の存在も一つの刺激になっています。年齢など関係なく学びたいものを学ぶ。
別言語の話
何度かこのブログで触れたことがありますが、他の言語も面白そうだなと感じています。自分にとっては4つ目の世界*2となりますが、そこに手を拡げるか否か。
実はフランス語の可能性がありまして。
ちょっとこのあたりは別途書きたいところ。
そもそものところで
ドイツ語ができるようになりたいから学ぶ、というのは確かに真理だと思いますが、一方でドイツ語を学ぶ過程で養えるドイツ語以外の何かの存在が大きいと感じます。それに気づいてしまったために、学びを続けられるのだろうと思います。
- 必要に迫られてドイツ語を学ぶ
- 学ばなければならない
ということは一切無く
- 学びたいから学ぶ
- 次の目標が見えてきて更に学びたくなる
という理路です。強制や義務でなく、好奇心や趣味・娯楽。
何度も言いますが、学ぶことは苦しみではなくて喜びなんですよね。
今日のドイツ語ニュース 2018年12月22日
Shutdown in den USA
「アメリカにてシャットダウン」
一つのキーワードは「政府閉鎖」。ちょっと知識の補強が必要です。
メキシコとの国境に壁の話、今後も気になりますね。
Wikileaks-Gründer Assange scheitert mit Klage in Ecuador
「ウィキリークス創設者アサンジ、エクアドルでの訴えに失敗する」*1
Protestwelle in Ungarn reißt nicht ab
Rumänien führt "Steuer gegen Gier" ein
USA und Kanada erhöhen Druck auf China
「アメリカとカナダ、中国への圧力を強める」
Trump erleidet Niederlage in Asylstreit vor Oberstem Gericht
「トランプ、最高裁での難民論争にて敗北を喫する」
Britische Polizei nimmt zwei Verdächtige fest
「イギリスの警察、2人の容疑者を逮捕」
22.12.2018 – Langsam gesprochene Nachrichten | Nachrichten | DW | 22.12.2018
↑今日もありがとうございます。
最後に
「分からないな」、「日本語にできないな」、そういう時はドイツ語の知識だけでなく、そのコンテンツの知識が不足しているのだと分かります。
日々ニュースを確認していますが、なかなかに難儀しています*3。それはドイツ語力の不足というよりもむしろ社会情勢に疎いことの証左ではないかと思うようになっています。多くのドイツ語の参考書が言うように、ドイツ語だけでなくドイツ語が語る「ドイツ」や「欧州」、ひいては「国際情勢そのもの」の知識が求められていると気づきます。
つまり語学には、語学以外の何かを連れてきてくれる効用があるのだと思えてきます。