『まいにちドイツ語』を聴いて/接続法と「バイト語」
今日も引用から。
Insofern dürfte es auch in Deutschland Interesse am Pilgerweg auf Shikoku geben.
- その限りではドイツでも遍路道への関心があると言ってよいでしょう。
接続法第2式 dürfte は話し手の控えめな推定「〜と言ってよいだろう」
正直、接続法は自分にとって未習熟の領域です。分かってるようで分かっていない。文字通り、「分」類・「分」析できていない気がします。*1
dürfen は「〜してよい」という許可を意味する。話法の助動詞。これが今回は「接2」になって上のような意味をもたらしたと。
ここで思い出すのは日本語における、いわゆる「バイト語」の話
- 「カルボナーラでよろしかったでしょうか?」
このように店員さんに言われることがあります。この過去形にはどんな意味があるのでしょうか?
- 「カルボナーラでよろしいでしょうか?」
と、現在形で言ってもらってよいです、と。心情的にも、文法的にもそう感じます。それでもやはりこのような話法を用いる。
これはつまり、話者の丁寧表現に他ならないのではないか? お客様への気遣いからくる、変形なのではないか? という気がしています。あえて、「過去形」*2にすることで意味を含ませている。この日本語におけるバイト語とドイツ語における接続法にどこか類似点を覚えています。
ということで、今日も根拠の無い妄想をして筆を置くことに致します。悪しからず。
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