ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

旅とは何か?

旅行とは一体何なのでしょうか?

なぜ人は旅をするのでしょうか?

 

旅の理由や目的は様々でしょう。ただ旅の経験が人に与える「効果」としては、以下の2つが挙げられるのではないかと思い立ちました。

 

  1. 日常を離れてリフレッシュできる
  2. 日常から離れることで、日常を再認識する

1.について、よく分かります。日常が苦しかったり困難だったりする人なら特に。日常を離れないことにはリフレッシュできない、という方もいるのだろうと推察します。

 

この2.が体感として大きいなと感じています。

 

というのも、金曜日に仕事上の出張があり、それに繋げて土日を旅行に割り当ててきました(大阪・神戸)。

  • 木曜:移動日、1泊
  • 金曜:仕事の当日、2泊目
  • 土曜:完全オフ、3泊目
  • 日曜:実質移動、現在に至る

実質3泊4日。出不精なもので旅行経験が少なく、これだけでも自分にとっては大きな収穫でした。

 

日常の再認識

上記の2.について、理屈や伝聞としては分かっていたつもりなのですが、実際に身をもって思い知る次第です。

誰もがそうかもしれませんが、今暮らしている場所や環境が基準であり、それこそがスタンダードなものだとみなしています。

しかし、別の場所や環境というのは地球上に*1数多あって、それぞれがそれぞれのスタンダードを持っています。

細かい具体例を挙げるならば、

  • エスカレーターの乗り方:関東では左に、関西では右に寄ります
  • 土地に根ざした言葉を有している*2

これは本当に一部で、このようなケースの連続に身を晒すことで見えてくるものがあるのです。

  • ここではこういう風になっているんだな。
  • 私の暮らしとはこういう点で違うんだな。

これが日常の再認識です。日常の再確認、再定義と言ってもいいかもしれない。

あるいは日常の相対化。

 

自分の有している日常とかけ離れている方が*3、得るものが大きいのかもしれません。アジア人が別のアジア地域に行くのもよいでしょうが、アジアを出る方が文化・風土としてギャップの大きさを体感できるのでしょう。

海外ならばドイツへ行ってみたいです。

*1:国内外問わず

*2:同じ日本語ではあるものの

*3:それは距離に比例するのかもしれません