ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

身辺雑記、ドイツ語と存在と

日曜なので、私的なことを。

存在と時間』を再読

存在と時間(一) (岩波文庫)
 

この本との出会いが、ドイツ語を学ぶ理由の大きな一つなのです。

文庫本にして全4冊。これに、ふたたび入り込んでいます。

以前読破*1した時にはドイツ語の知識を全く持っていませんでした。

今は、理解度が違うでしょうか?

 

この入門書も読了しました。

ハイデガー『存在と時間』入門 (講談社現代新書)

ハイデガー『存在と時間』入門 (講談社現代新書)

 

こちらを読んで気づいたことがあります。

  • 存在とは何か、に興味がないこともないですが、それ以上に、その前提論としての人間論

に自分は魅せられているのだということです。現存在という用語でもって、存在へと向かう「人間」について論考を進めるハイデガー*2。彼のこの語りをもっと味わいたいのです。

*1:一通り読んだという意味で、理解はほぼ出来ていません

*2:その土台を整えてから、いよいよ本題としての存在に進んでいく