ドイツ語と英語:学習の相乗効果についての体感
ドイツ語を学ぶと英語も分かるようになる感覚があります。気のせいかもしれませんが、やはり内的な事実*1として否み難いものがあります。
ドイツ語を学ぶ*2ことにより英語のリテラシーにどのような影響があるのでしょうか。
以下、数点思い当たることを挙げます。
- ドイツ語と英語は「兄弟」関係にあること:同じ血が流れているのでやはり似ている
- 別言語を捉えようとする行為そのもの:日本語以外の言語を学ぶという行為自体は同じ。そういうスキルや思考モードが自然と身につく感覚。言葉はあくまで道具だという考えに基づけば、道具が使われる局面や対象物があるわけで、その目的や行為の正体それ自体は変わらない。例えば、木を切ろうとする。日本のノコギリは引くときに切れる。西洋のノコギリは押すときに切れる。オノやナタなら打撃で叩き切る感じ。その使える道具の違いという感じ*3
- ドイツ語を学びとる際に英語の知見を意識的にか無意識的にか利用しているため、その都度英語を思い出す:私達、日本人がまず最初に学ぶ外国語はたいてい英語でしょう。多かれ少なかれ、先に英語の知識を有している。ドイツ語と距離が近いのは明らかに日本語より英語。その知識を足がかりにする。例えば、ドイツ語で「本」は Buch 。この言葉に直面する度に、英語の book を自然と連想している*4。このようなことが常に頭の中で起こっている。ある一つの事物や行為を日本語、英語、ドイツ語という三方向から捉えているような感覚*5。
このあたりを現状は思いついています。今後の自分の取り組みでより気づきを得られるかもしれません。