『まいにちドイツ語』を聴いて/「喜び」の分類 freuen
いつものように引用から始めます。
Ich freue mich, Minna!
「うれしいよ、ミンナ!*1」
再帰動詞が使われています。日本語話者にとっては馴染みのない概念なのでとっつきにくい印象を持ってしまいます。
Ich freue mich.
直訳すると、「私は私自身を喜ばせます」となります。喜んでいるのは自分。
freuen を巡って
いくつかの前置詞を使って、いわば喜びの元・原因について時間的な区分けされています。
- sich4 ūber 4格 freuen (過去・現在に関する事柄について)喜ぶ
- sich4 auf 4格 freuen (未来に関する事柄について)喜ぶ・楽しみにしている
- sich4 an 3格 freuen (目前・直前のことを)喜ぶ
ūberは、英語でいうとover「上方に、超えて」。ある事柄の上方を超えてきたようなイメージでとらえます。だから過去~現在について喜ぶ。
aufは、「上に」。ある事柄(楽しい予定)を何らかの土台の上に置いて、それを眺めているようなイメージ。だから未来について喜ぶ。即ち楽しみにしている、という日本語になる。
anは、「~に」。ある一点で接するイメージ。その1時点のことについて喜ぶ。
そう私の中では理解しました。あとは、読むなり、聴くなり、しゃべるなりして、肌感覚を養っていきたいです。
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*1:女性の名前