『まいにちドイツ語』を聴いて/「電話する」ことの両義性/Rという魔物
今日も引用から入ります。
Ich habe heute Vormittag meinen Chef angerufen.
(私は今日の午前中、上司に電話しました)
電話をする、の2単語
- anrufen
- telefonieren
この2つがあります。それぞれ区別しておきましょう。
前者のanrufen は電話を「かける」という行為を指す動詞で、
後者のtelefonieren は電話で「話をする」ことを意味します。
よって、anrufen したけど、telefonieren していない/できなかった、ということもあり得ると。
語の成り立ちを見ていくと、an + rufen ということで「何か一点に対して叫ぶ/叫びかける」そんなイメージを抱きます。それが転じて、「電話をかける」になったということだと理解します。*1
Rの発音について
日本人がとかく苦手なこのRとLの発音および聴き取りの問題。
私もまだまだひよっこですが、ドイツ語の場合はRがかなり大袈裟な感じがしていて、英語よりも分かり易いと思えています。ドイツ語に着手しはじめたころ、このRがまるで「G」のように聞こえるんですよね。ただ、それもそのはずで、うがいをする時のように喉を鳴らして音を出すのが「R」だと知り、少し納得しました。カタカナ的に表現するとうがいは「ガラガラ(garagara)」と表現します。その時の音。*2
Rがこんな感じで特徴的なので、Lは「じゃないほう」として捉えています。
NHKラジオ まいにちドイツ語 2018年 6月号 [雑誌] (NHKテキスト)
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る