ある多言語学習者の断想

ohne Fleiß kein Preis.

『まいにちドイツ語』を聴いて/「電話する」ことの両義性/Rという魔物

今日も引用から入ります。

Ich habe heute Vormittag meinen Chef angerufen.

(私は今日の午前中、上司に電話しました)

 

電話をする、の2単語

  • anrufen
  • telefonieren

この2つがあります。それぞれ区別しておきましょう。

前者のanrufen は電話を「かける」という行為を指す動詞で、

後者のtelefonieren は電話で「話をする」ことを意味します。

よって、anrufen したけど、telefonieren していない/できなかった、ということもあり得ると。

語の成り立ちを見ていくと、an + rufen ということで「何か一点に対して叫ぶ/叫びかける」そんなイメージを抱きます。それが転じて、「電話をかける」になったということだと理解します。*1 

 

Rの発音について

日本人がとかく苦手なこのRとLの発音および聴き取りの問題。

私もまだまだひよっこですが、ドイツ語の場合はRがかなり大袈裟な感じがしていて、英語よりも分かり易いと思えています。ドイツ語に着手しはじめたころ、このRがまるで「G」のように聞こえるんですよね。ただ、それもそのはずで、うがいをする時のように喉を鳴らして音を出すのが「R」だと知り、少し納得しました。カタカナ的に表現するとうがいは「ガラガラ(garagara)」と表現します。その時の音。*2

Rがこんな感じで特徴的なので、Lは「じゃないほう」として捉えています。

 

 

*1:スッキリ

*2:Rには巻き舌を使う発音方法もあるそうですね。これからの課題です